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未来を写した子供たち

アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した「未来を写した子供たち」を視聴
原題は「BORN INTO BROTHELS;Culcutta's Red Light Kids」
直訳すると「売春街に生まれて:カルカッタ・赤灯区の子供たち」ってとこか?

邦題はちょっとなぁ・・・ボケ腐ったと言うかユルすぎると言うか
日本のアレな感じなドキュメンタリーとは違って非常に能動的で
無意味なお涙やハートフルさを感じない内容だったので

見るきっかけとしてはやはり写真ネタ

インド・カルカッタのソナガチっていう売春街にいる子供8人(正確にはもうちょいいる)に
イギリス人カメラマン、ザナ・ブリスキがカメラを与えて写真教室を開き、
売春婦の子供に教育と主体性を与えようとするが・・・みたいな話

以下何となく追記で

売春婦の子供って基本的に売春するしかないんですよね
初潮きたらすぐ客取らされるわけで(この基準についてはよく分からんけど

本人らが嫌がってても、そうせざるをえない、それ以外の道が最初から無い
男(夫)は大体クズでハッシシ吸ってラリってるか酒で暴れるかぐらいで
もちろん売春すんなって警察は来るし逮捕もされるんだけど何の意味も無い
ここで主体になるのは「大人の身の振り方」かと思った
DQNの子供が極めてDQNになりやすいのと一緒

まぁ能書きはいいや
そんな能も無いし

登場人物(年齢)は
コーチ(10)
アヴィジット(11):芸術の才能があった
シャンティ(11)
マニク(10)
プージャ(10):一番明るい女の子
ゴウル(13):プージャの幼馴染で彼女をこの街から救いたがっているイケメン
スチートラ(14):既に客を取らされている
タパシ(11)他
そしてカメラマンのザナ
このザナにはドキュメンタリーにありがちな独善さはあまり感じなかった
フィールドワーカーのようなものを感じる
実際一年二年ぐらいソナガチに住み、そこで写真教室をやってるからか

子供たちはカメラを持つことで初めて、街の外を能動的に見ることとなる
外を知ることで、自分たちの置かれている環境や可能性を改めて知ることになる

映画を見てて、自分が何でカメラが好きかもよく分かった気がする
カメラを向けた、あるいはカメラを構えた子供たちはみんな凄くいい顔をする
クソみたいな場所でクソみたいな大人とクソみたいな生活を送っていても、
写真を通して自身の主体性を得て、希望を持つに至った。

登場人物の一人アヴィジットは芸術の才能があったが
同時に映画の中で一番難しい・・・困難な道のりを経た。

子供たちの子供らしい姿が、この映画を陰鬱でなく明るいものにしているが
この子供たちは自分らの母親が何の“仕事”をしているのかを理解している。
母親が仕事の時は屋上で遊ぶなどと言ってのけるし、自分もいずれそうすると思っている。
それがカメラを持つことで、ザナの能動的な行動で、変わっていく。
募金などという行為に走らず、自力で子供たちを何とかしようとするその姿勢が好ましい。


だが、個人的にこの映画で一番いいと思ったのは
子供たちがその後どうなったのかを隠さず話している点である。

それがむしろ、売春街というものの深さ、暗さを明らかにしている。
この手の映画には必ず大河の一滴を「すくった」だけと思う人もいるだろうが・・・
その一滴がいかに輝くものかを理解することができた、気がする。
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